地引網の起源

地引網漁のルーツは、古くから漁業技術の先進地であった紀州(現在の和歌山県)にあると言われています。

戦国時代の弘治元年(1555年)、紀州の漁師であった西宮久助が嵐で遭難し、九十九里浜の剃金村(現在の千葉県白子町)に漂着しました。村人たちの手厚い看護を受けた久助は、お礼として故郷の紀州熊野で行われていた地引網の技術を伝えました。

その後、様々な形で全国へと広まっていきました。

地引網の手順

船に網を積む様子

① 準備

網の両端についたロープの片方を海岸で固定し、もう一方のロープと網を船に積む。

船で網を張る様子

② 網を張る

海岸に固定したロープを垂らしながら、海岸から離れるように船を走らせ、弧をえがくように網をはる。

船が海岸に戻る様子

③ 網の片方を海岸へ

網を配置した後に、積んだロープを垂らしながら海岸に持って帰る。

網を引く様子

④ 網を引く

その両方のロープを海岸で引き、網を左右均等に引くようにして、魚たちを追い込んでいく。